【土星座】ジブリ美術館の短編映画一覧!【実際に見た感想】

土星座_ジブリ美術館映画一覧

当記事では、三鷹の森ジブリ美術館の映画館「土星座」で見れる短編映画を一覧で紹介します。

土星座の短編アニメはテレビ放送はもちろん、DVDや動画配信も一切ないのが特徴です。

まさに「ここでしか見れない」貴重なアニメーションとなっています。

私自身はジブリ美術館の近所に住んでいるということもあり、何度も土星座で映画を見ています

実際に自分自身で見た感想も含め、土星座の映画を解説しますので、参考になれば幸いです。

筆者のプロフィール
  • スタジオジブリから徒歩圏内の小金井市在住のジブリオタク
  • 好きな場所は三鷹の森ジブリ美術館
  • 最も好きな作品は「風の谷のナウシカ」
目次

ジブリ美術館(土星座)の映画一覧

ジブリ美術館のチケット
ジブリ美術館のチケット(撮影:まつぼくらぶ)

土星座で見ることができる短編アニメは現在10種類です。

まずはざっと各作品の概要と、実際に私自身が見た感想を紹介します。

くじらとり

くじらとり
くじらとりパンフ(撮影:まつぼくらぶ)

くじらとりの基本情報は以下のとおりです。

土星座第1弾の作品で、原作は名作絵本の「いやいやえん」に収録されている「くじらとり」です。

脚本・監督宮崎駿
公開年2001年
原作絵本「いやいやえん」(福音館書店 刊)
中川李枝子 さく、大村百合子 え
上映時間約16分

ストーリーは原作の流れに沿って作られています。

ちゅーりっぷ保育園にかようしげるくん。

年上のほしぐみの男の子たちが積み木で船を作っているのをみて、仲間に入れてもらいたいしげるですがなかなか入れてもらえません。とうとう完成した船は「ぞうとライオン丸」と名付けられ、くじらとりに出かけていきました。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

子どもだけでストーリーが進む作品で、まさに「子どもたちの世界」です。

途中で子どもたちの合唱が挿入歌として流れるなど、ほのぼのできました。

絵柄もストーリーも、原作に寄せられており、原作へのリスペクトが感じられます。
「ジブリワールド全開!」というわけではなく、名作絵本を楽しくアニメ化した、という印象です。

なお、以下の記事ではさらに詳細に『くじらとり』について紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

コロの大さんぽ

コロの大さんぽ
コロの大さんぽパンフ(撮影:まつぼくらぶ)

『コロの大さんぽ』の基本情報は以下のとおりです。

原作・脚本・監督宮崎駿
公開年2002年
上映時間約15分

「大さんぽ」は要するに迷子のことです。

仔犬のコロが迷子になる話・・あらすじは以下のとおりです。

東京郊外の住宅街をモデルにした仔犬のコロの冒険物語。色鉛筆で描かれた背景画が印象的。

コロは、学校へ出かけたサワ子を追いかけて、戸締りがされていなかった扉から外へ出てしまいます。

あちこちを走り回っていろいろな人に出会うコロ。一方帰宅したサワ子は、コロがいなくなっていることに気がつき、一生懸命探すのですが…。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

仔犬の迷子のお話です。

小さなコロの動きがとにかくかわいい・・・危なっかしいシーンも多く、ハラハラさせてくれます。

この舞台は少し前の小金井市が舞台になっており、小金井市在住の私は背景でも楽しませてもらうことが出来ました。

なお、以下の記事ではさらに詳細に『コロの大さんぽ』について紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

めいとこねこバス

めいとこねこバス
めいとこねこバスパンフ(撮影:まつぼくらぶ)

これを目当てにジブリ美術館に来る方も多い人気作品が『めいとこねこバス』です。

原作・脚本・監督宮崎駿
公開年2002年
上映時間約14分

『となりのトトロ』に登場するメイが主役です。

こねこバスとともに新たな冒険が始まります。

風のつよい日、メイがキャラメルを食べていると、つむじ風があらわれ、追いかけてきました。

メイはつむじ風をつかまえます。つむじ風の正体はコネコバス。

メイとコネコバスはともだちになり、その夜、森へと出かけます。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

『となりのトトロ』の続編、スピンオフとも位置付けられるこの作品は本当に楽しみにしていました。

子どもたちからは笑い声も上がり、歓声も上がります。

なぜか大人の私の目には涙も浮かぶ・・・そんな作品でした。

メイちゃんの見た目は『となりのトトロ』とあまり変わりませんが、随所に成長を感じられたのは私だけでしょうか。

なお、以下の記事ではさらに詳細に『めいとこねこバス』を紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。(当記事ではネタバレに配慮して感想を書いていますが、以下では遠慮なく自由に書いています)

やどさがし

やどさがし
やどさがしパンフ(撮影:まつぼくらぶ)

『やどさがし』はその表現方法が非常に独特な作品です。

原作・脚本・監督宮崎駿
公開年2006年
上映時間約12分

元気な女の子のフキは、新しい家をさがしに旅に出ます。大きなリュックにいるものはみんなつめて、さあ出発。

次々と出会う奇妙なものたちをフキはどうやって切り抜けていくでしょう。

セリフがほとんどなく、すべての音声(音楽・効果音・セリフ)を人の声だけで表現します。

また、画面に場面に沿ったものの動きや様子・音をあらわす文字が現れるという珍しい作品です。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

すべてが人の声、効果音が文字で描かれている(ワンピースの「ドーン!」みたいな)、等々不思議な表現方法が多様されていました。最初は違和感を感じたものの、徐々にその世界観に引き込まれます。

ファンシーな雰囲気かと思えばゾクっとするシーンもあり、面白い作品です。

音を人の声で表現するといえば『風立ちぬ』が有名ですが、その原点はここにあったのだと感じました。

エンドロールでは笑いが起きました。最後まで必見です。

なお、以下の記事ではさらに詳細に『やどさがし』について紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

星をかった日

星をかった日
星をかった日パンフ(撮影:まつぼくらぶ)

『星をかった日』は『ハウルの動く城』のサイドストーリー、ハウルの少年時代を描いた作品として知られています。
(登場人物の名前も違いますし、表向きには全く別の作品として描かれています)

脚本・監督宮崎駿
公開年2006年
原作井上直久「イバラード」
上映時間約9分

空想の世界イバラードの不思議な物語。

ノナ少年はいつの間にか誰もいない砂漠をひとりで歩いていました。

ノナは、そこでふしぎな女性ニーニャと出会い、彼女の農園の小屋で暮らし始めます。

そんなある日、ノナは野菜とひきかえに星の種を手に入れて育てることにします。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

とにかく美しい作品です。

イバラードの描写は絵画として眺めたくなる美しさでした。

『ハウルの動く城』のサイドストーリーという裏設定もあってか、魔法の描写などはハウルに通じるものを感じます。
ただ、あまりハウルとのつながりを求めるよりも、純粋にひとつの作品として見る方が楽しめると思います。

なお、以下の記事ではさらに『星をかった日』の詳細を紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

水グモもんもん

水グモもんもん
水グモもんもんパンフ(撮影:まつぼくらぶ)
原作・脚本・監督宮崎駿
公開年2006年
上映時間約15分

水グモのもんもんはある日、水面を自由に滑るアメンボのお嬢さんと出会います。

なんて愛らしく、スマートなんだろう、と、もんもんはすっかり心を奪われてしまいます。

果たして、もんもんの思いは通じるのでしょうか…。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

Comming Soon
(実は水グモもんもんだけ、タイミングが合わず見れてません・・!次回公開時は必ず見ます)

なお、以下の記事ではさらに詳細に紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

関連記事:(準備中)ジブリ美術館短編映画!水グモもんもんを紹介!

ちゅうずもう

ちゅうずもう
ちゅうずもうパンフ(撮影:まつぼくらぶ)

民話が原作となっていることもあり、雰囲気は日本昔ばなしのような作品です。

ジブリ美術館映画で唯一、宮崎駿さんが監督ではないのも特徴です。

絵コンテ・監督山下明彦
企画・脚本宮崎駿
公開年2010年
原作民話「ねずみのすもう」
上映時間約13分

むかしむかし山奥に住んでいたジイとバアは、くる日もくる日も山の畑を登ったり下りたりしながら、ぐだぐだにくたびれて暮らしていました。

ある晩ジイが外に出ると、どこかへと向かうねずみたちを見かけます。

こっそり後をついていったところ、ねずみたちは集まって相撲をしていました。自分の家のねずみたちが負けてばかりいるのを知ったジイとバアは、ねずみたちのためにサンマの団子や豆腐の田楽を用意します。

さあ、今度の勝負はどうなるでしょう。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

ストーリーは民話がもとになっているため、昔ばなしらしい雰囲気で作られています。

個人的にはねずみたちの表情や仕草が気に入りました。『千と千尋の神隠し』に登場する「坊ねずみ」のような動きです。

ねずみたちの豊かな表情やリアクションが、笑わせてくれる作品です。

なお、以下の記事ではさらに詳細に紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

パン種とタマゴ姫

パン種とタマゴ姫
パン種とタマゴ姫パンフ(撮影:まつぼくらぶ)

パン種とタマゴ姫は宮崎駿監督の完全オリジナル作品です。

公開時にはジブリ美術館内で『パン種とタマゴ姫』に関する企画展示も行われました。

原作・脚本・監督宮崎駿
公開年2010年
上映時間約12分

いばらの森のその奥の水車小屋に暮らす、バーバヤーガに召し使いにされた「タマゴ姫」は水車小屋に閉じ込められ、重労働に追われるつらい毎日でした。

ある夜、バーバヤーガの言いつけでこねていたパン種が、突然生命を持ち、動き出します。

その「パン種」とともに、恐ろしいバーバヤーガから逃げ出すタマゴ姫。二人のこの先はどうなるのでしょう。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

個人的には土星座の全作品の中で、最も「ジブリっぽい」と感じた作品でした。

絵柄や世界観がどこか見覚えのある安心できる雰囲気です。

バーバヤーガからの逃走劇はハラハラドキドキ。パン種には大いに笑わせてもらいました。

長編アニメーションとしても見てみたいと感じました。

なお、以下の記事では『パン種とタマゴ姫』について、さらに詳細に紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

たからさがし

たからさがし
たからさがしパンフ(撮影:まつぼくらぶ)

『くじらとり』に続き、中川さん・大村さん原作の作品です。

脚本・監督宮崎駿
公開年2011年
原作絵本「たからさがし」(福音館書店 刊)
中川李枝子 さく、大村百合子 え
上映時間約9分

小さな男の子ゆうじと、うさぎのギック。

ふたりは同時に見つけた棒の持ち主を決めようと、競いあいをはじめます。

かけっこをしたり、幅跳びをしたり、お相撲をしたり。でも結果はいつもおんなじ。

そこで、ギックのおばあちゃんに知恵を借りることにします。おばあちゃんの決めた勝負は、「たからさがし」。

さて、ふたりの勝負はどうなるのでしょうか。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

『くじらとり』と同じく、原作に沿って作られており、「ジブリっぽさ」はやや薄い作品です。

ストーリーは名作絵本がもととなっていることもあり、大人も子どもも楽しめます(特に、子どもはめちゃくちゃ喜んでいました)

ゆうじとギックの真剣で必死な様子は、ほのぼのと楽しく見ることが出来ます。

なお、以下の記事ではさらに詳細に紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

毛虫のボロ

毛虫のボロ
毛虫のボロパンフ(撮影:まつぼくらぶ)

現状、土星座で一番新しい作品が『毛虫のボロ』です。

宮崎駿監督は『もののけ姫』ではなく『毛虫のボロ』を作りたがっていたという逸話があるほどの、宮崎駿監督念願の作品です。

原作・脚本・監督宮崎駿
公開年2018年
上映時間約14分

草むらのなか、夜が明ける前に卵からかえった毛虫のボロ。

初めて見る朝陽はとてもまぶしくて、世界はおいしそうな空気にあふれていました。ボロは、ボロギクの根元に降り立ち、毛虫の先輩や外敵が行き来する世界へと踏み出します。

ジブリ美術館ホームページより引用
筆者のひとこと感想

なるほど、虫の視点では世界はこう見えるのか、と納得させられました。

ボロをかわいいと思うか、気持ち悪いと思うかは意見が分かれそうです(笑)
私はかわいい派ですが、わりとリアルな毛虫っぽい描写もあり、ゾッとする場面もあります。

『やどさがし』や『風立ちぬ』のように人間の声で表現されている効果音も多く、そこがより「虫の世界」らしさを生んでる印象を受けました。

なお、以下の記事では『毛虫のボロ』についてさらに詳細に紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

ジブリ美術館・土星座の上映スケジュール

土星座では、基本的に1作品だけを公開しています。

月替わりで公開される作品は入れ替わりますので、スケジュールを確認しておくことが重要です。

外部リンク:土星座上映スケジュール

10作品が順番に上映されますので、1度チャンスを逃すと次は1年近く待つことになります。

ジブリ美術館に行く際は、見たい作品を狙ってみてはいかがでしょうか。

パンフレットを買う方法と注意点

土星座パンフレット
土星座パンフレット(撮影:まつぼくらぶ)

土星座の短編アニメーションにはパンフレットが用意されています。(1冊500円)

パンフレットを正規のルートで購入する方法は以下のとおりです。

  • ジブリ美術館内の図書室「トライホークス」で購入
    ※お土産屋「マンマユート」ではないので注意
    ※その時期に上映されてない作品も購入できます
  • ジブリ美術館オンラインショップで購入
    ※別途送料がかかります
    ※サウンドトラックとセット販売となっている作品もあります(1,547円)

Amazonやメルカリ等にも出品はありますが、こちらはかなり割高なので避けましょう。

「土星座のパンフレットはジブリ美術館でしか買えない」という情報を逆手にとって、2000円以上の出品もザラにあります。

2,000円かけるならオンラインショップの送料も十分にカバーできますし、サウンドトラックセットを購入してもお釣りがきます。

正規のルートで購入しましょう。

外部リンク:ジブリ美術館オンラインショップ

【完全主観】お気に入り作品トップ5

最後に、独断と偏見でお気に入り作品トップ5を発表します。

上から順に以下のとおりです。

  1. めいとこねこバス
  2. パン種とタマゴ姫
  3. 毛虫のボロ
  4. ちゅうずもう
  5. 星をかった日

「土星座といえば」ともいえる人気作品の『めいとこねこバス』ですが、やはり最高の出来でした。

ここでランクインしなかった作品も甲乙つけがたく、ジブリファンならどの作品も楽しめるのではないでしょうか。

何とかDVDを・・!と願っていますが、今のところはジブリ美術館で見るしかありません。

ぜひ、ジブリ美術館に足を運んで短編アニメーションを楽しんでくださいね。

なお、DVDで見れる短編アニメーションといえば『On Your Mark』が有名です。

On Your Mark-スタジオジブリ 場面写真より

知る人ぞ知る名作で、こちらはDVD『ジブリがいっぱいSPECIALショートショート』にも収録されています。

『On Your Mark』に興味を持っていただけた方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。驚くほど深い作品です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

当記事の拡散は大歓迎です

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