【紅の豚】17歳のヒロイン!フィオの魅力・裏話を語る【モデルは誰?】

紅の豚_フィオ

当記事では、映画『紅の豚』のヒロインのひとり、フィオについて語ります。

フィオは『紅の豚』においては数少ない10代のキャラクターです。

フィオのプロフィールや名言、モデルとなった人物について紹介しますので、参考になれば幸いです。

筆者のプロフィール
  • スタジオジブリから徒歩圏内の小金井市在住のジブリオタク
  • 好きな場所は三鷹の森ジブリ美術館
  • 最も好きな作品は「風の谷のナウシカ」

当記事は映画「紅の豚」を一度は見ている方向けに執筆しています。
結末等のネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

『紅の豚』のヒロイン・フィオの魅力

フィオ
紅の豚-スタジオジブリ 場面写真より

フィオは『紅の豚』の作中において貴重な10代のキャラクターで、貴重な役割を果たすヒロインです。

フィオの基本情報は以下のとおりです。

本名フィオ・ピッコロ
年齢17歳
職業飛行艇技師
声優岡村明美

フィオとポルコは『紅の豚』の作中で初めて出会います。

ポルコが飛行艇の修理を依頼するピッコロ社の孫娘であり、人一倍の責任感と勝気な性格が特徴です。

アメリカ仕込みの確かな技術と責任感

フィオとポルコが出会った際、祖父のピッコロから「アメリカに行っとった孫」と紹介されます。

アメリカで飛行艇技師としての修行を積んでおり、その技術は確かです。

ポルコの愛機(サボイアS.21試作戦闘飛行艇)を修理する際に設計を担当しました。

フィオの若さや女性であるという点から、当初ポルコはフィオの腕を疑うものの、その仕事ぶりを見てすぐに認めます。

飛行艇修理の完了後もポルコに帯同する等、自分の仕事を最後まで全うする責任感も持っています。

勝気な性格と女の子らしさのギャップ

フィオの性格は基本的には勝気でまっすぐです。

ポルコから強引に仕事を貰う姿や、マンマユート団へ啖呵を切る姿などは男らしさすら感じます。

『紅の豚』の舞台が女性の社会進出が本格化していない1930年代であることを踏まえると、仕事一筋のフィオは特異な存在ともいえます。

男らしさすら感じる勝気なフィオですが、時には17歳の女の子らしい姿も見せます。

ポルコとカーチスとの決闘に、フィオの結婚を賭けた直後には怖くて震える様子が描写されています。

また、物語のクライマックスではポルコにキスをします。

天真爛漫で少女のような振る舞いをするギャップこそ、フィオの魅力のひとつではないでしょうか。

フィオの名言

フィオ
紅の豚-スタジオジブリ 場面写真より

フィオは主人公のポルコに帯同していたこともあり、多くのセリフを貰っています。

ここでは、中でも魅力的な3つのセリフを紹介します。

意地も見栄もない男なんて最低よ堂々と戦いなさい!

ポルコを倒すべく待ち伏せしていた空賊へ啖呵を切ったセリフの一部です。

空賊たちがぐうの音も出ない正論を並べ立てる様子は圧巻ですよね。

フィオから説教を受けた空賊たちは、結果的にフィオのファンになってしまいます。

ポルコはどうして豚になっちゃったの?

『紅の豚』の核心、最大の謎に迫るストレートな質問です。

純粋なフィオだからこそ言えるセリフですね。

フィオとの会話がポルコの人間時代の回想に繋がっており、『紅の豚』において重要なセリフです。

ジーナさんの賭けがどうなったかは私たちだけの秘密

『紅の豚』はフィオのナレーションで幕を閉じます。

その最後のセリフがこちらです。

賭けの結果を皆が知るわけではなく、「私たちだけ」の秘密というところが含みを持っていて考察のしがいがありますね。

フィオに関する裏設定・考察

フィオとポルコ
紅の豚-スタジオジブリ 場面写真より

『紅の豚』のストーリーからは読み取れない、フィオの裏話についても紹介します。

原作では唯一のヒロインとして描かれていた

フィオは『紅の豚』の原作『飛行艇時代』から登場するキャラクターです。

原作ではジーナは登場しないため、唯一のヒロインとして描かれています。

ポルコへのキスのシーンや、恐怖で震える描写はありません。

天真爛漫な飛行艇技師として描かれています。

フィオの働くピッコロ社はスタジオジブリそのもの?

フィオの働くピッコロ社は女性が活躍する現場として描かれています。

実はこの様子は『紅の豚』の制作現場スタジオジブリそのものであったとされています。

要となるポジションをすべて女性が占めていきました。これはジブリのみならず、当時のアニメーション界全体を見渡しても画期的なことでした。

映画の中でも、ポルコが飛行艇を直すピッコロ社の作業員はフィオをはじめみんな女性だったじゃないですか。あのシーンは自分たちがスタジオでやっていることの投影だったんですよ。

ジブリの教科書7紅の豚(文春ジブリ文庫)-鈴木敏夫インタビューより引用

同時期に制作された『おもひでぽろぽろ』で制作陣が疲弊していたため、宮崎駿監督が打ち出したアイデアが女性スタッフの抜擢だったのです。

フィオの5年後の姿が『紅の豚』に登場している?

かなりマイナーなキャラですが、フィオのお姉さんのジリオラはフィオの5年後の姿であると言われています。

5年後といえばまだフィオは22歳ですが、かなり大人っぽい妖艶な雰囲気になっていますね。(どちらかといえばフィオよりジーナっぽい・・)

フィオは最終的にポルコとどうなった?

フィオのセリフの端々から、フィオはポルコのことが好きであると考えられます。

  • 決闘前夜の場面で「私ポルコ好きだもの」とストレートに発言している
  • カーチスから「次は賭けじゃなくて正式に(結婚を)申し込みに行くぜ」と言われ、「いいわ!でも私もう決めたから」と返している

決闘前夜の場面では、単純に「人として好き」という意味である可能性は否定できません(豚ですが)

ただ、「決めたから」のセリフについては、決闘の様子を見て心底ポルコに惚れてしまったのではないでしょうか。

そうなると気になるのが、ポルコとフィオのその後です。

ポルコにはジーナがいます。

そして多くのジブリファンの間では、ポルコはジーナの元を訪れたと考えられています。

※ジーナとポルコのその後については以下の記事で詳細に解説しています。

ポルコへのフィオの想いは叶わなかったことになりますが、クライマックスのフィオのナレーションから以下の様子が読み取れます。

  • フィオがミラノに帰る際、ポルコはフィオに姿を見せなかった
  • フィオとジーナは友達となり、その後も友情は続いている
  • フィオはピッコロ社を正式に継いでいる
  • 夏の休暇をホテル・アドリアーノで過ごすのがフィオの大切な決まりとなっている

まだ17歳のフィオはその後も多くのことを経験し、まっすぐに仕事や人生と向き合っているのではないでしょうか。

ジーナとの友情が続いており、ジーナの賭けの結果も知っているということは、ジーナとポルコを応援したのかもしれませんね。

フィオのモデルはスタジオジブリスタッフ?

フィオ
紅の豚-スタジオジブリ 場面写真より

フィオのモデルについては、スタジオジブリや宮崎駿監督は明らかにしていません。

ただ、『紅の豚』のスタッフの間では、モデルは『紅の豚』作画監督の賀川 愛(かがわ めぐみ)さんであると考えられているようです。

「フィオはすこし可愛らしすぎたかな。私は賀川さんがモデルだと思っていたから、もうちょっと違う感じを想像していたんです。女らしいんだけどもっとさばさばしているというか・・・(中略)」

「誰がモデルだって?宮崎さん?モデルだって言った?」

「言わないけどみな黙認してる(笑)」

ジブリの教科書7紅の豚(文春ジブリ文庫)-スタジオジブリ女性スタッフ座談会より引用

『紅の豚』の制作現場とピッコロ社の様子が似ていた点を踏まえても辻褄は合います。

フィオの性格と賀川さんの性格はやや異なるようですが、スタッフがそう考えるなら可能性は高そうですね。

『紅の豚』のまとめ記事はこちら!

『紅の豚』の都市伝説や考察のまとめなど、『紅の豚』の魅力を1記事にまとめています。ぜひ合わせてご覧ください。

『紅の豚』の記事執筆における参考書籍

まつぼくらぶでは『紅の豚』の記事を執筆するにあたり、主に以下の書籍を参考にしています。

  • ジブリの教科書7 紅の豚(文春ジブリ文庫)
  • 宮崎駿の雑想ノート(大日本絵画)
  • スタジオジブリ絵コンテ全集7 紅の豚(徳間書店)
ジブリの教科書7 紅の豚(文春ジブリ文庫)

過去のインタビュー内容等を参考、引用しています。

宮崎駿の雑想ノート(大日本絵画)

『紅の豚』の原作『飛行艇時代』が収録されています。

スタジオジブリ絵コンテ全集7 紅の豚(徳間書店)

『紅の豚』の制作に使用された絵コンテです。

なお、作品の画像はスタジオジブリ公式サイトから無償提供されている場面写真を使用しております。

紅の豚 スタジオジブリ場面写真

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