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【紅の豚】幻の続編!?『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』とは?

紅の豚_続編

紅の豚には『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』という続編があるらしい・・

時々話題になるネタです。

最初に結論をお伝えすると、紅の豚の続編は公開されていません。

ではなぜ、このようなネタが噂されるようになったのでしょうか。

当記事では、『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』について事実と妄想を交えて解説します。

筆者のプロフィール
  • スタジオジブリから徒歩圏内の小金井市在住のジブリオタク
  • 好きな場所は三鷹の森ジブリ美術館
  • 最も好きな作品は「風の谷のナウシカ」
目次

『紅の豚』の続編は公開されていない

ポルコロッソ
紅の豚-スタジオジブリ 場面写真より

そもそも、『紅の豚』の続編は公開されていません。

そしておそらく、今後も公開される可能性は低いです。

続編と呼ばれる『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』については、宮崎駿監督のちょっとした発言がきっかけで拡散されたものなのです。

続編『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』が広まった理由

『紅の豚』の続編として『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』が広まった主な理由は以下の2点です。

  • 雑誌インタビューでの発言
  • 『紅の豚』の打ち上げでの発言

これらの発言が意図しない形で拡散されたことで、「紅の豚の続編が企画されている!」との誤解を生んでしまいました。

それぞれの発言内容や背景について、順番に紹介します。

雑誌インタビューでの発言

映画批評・インタビュー雑誌「Cut」のインタビューの中で、『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』という単語が生まれました。

『借りぐらしのアリエッティ』に関連した2010年のインタビューです。

このインタビューで宮崎駿監督は以下の趣旨の発言をしています。

  • 紅の豚の続編をやりたい
  • タイトルは『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』

この発言が主に海外メディアで「紅の豚の続編が企画中!」と拡散されたのです。

ただ厳密には、宮崎駿監督はその場で以下のような発言も重ねています。

  • 続編が作れたら幸せだけど、それはただの道楽になってしまう
  • だからやっぱりダメだな

つまり、『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』は本気で企画しているわけではなかったのです。

海外メディアではこの意図が汲み取れなかったようですが、その情報が逆輸入する形で日本にも広まりました。

こうして「紅の豚には続編『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』がある」という噂が完成したのです。

『紅の豚』の打ち上げでの発言

『紅の豚』公開直後に、宮崎駿監督が続編をほのめかしたという情報もあります。

ポルコの声優を務めた森山周一郎さんが公式ブログで語ってくれています。

完成ヒットの打ち上げのとき、帝国ホテルにて宮崎駿氏は「紅の豚パートⅡを必ず製作致します!そのためにラストのストーリーも変更しました」と総出演者、報道陣の前で公に発表したのである。

森山周一郎オフィシャルブログより引用

その後のインタビューで「道楽になってしまう」と制作を否定したものの、宮崎駿監督の中には続編を作りたい気持ちはあるのでしょう。

こういった発言から、今でも続編を期待しているファンは多いのです(私もそのひとりです)

【妄想】『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』はどんなストーリー?

ここからはあくまでも妄想です。

仮に『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』が制作されると、どのようなストーリーになるのか考えてみます。

第二次世界大戦の時代が描かれるのでは?

『紅の豚』の豚の舞台は1920~1930年代、第1次世界大戦直後、ファシストが台頭する揺れ動く時代でした。

その続編となると、やはり第二次世界大戦の時代が描かれるのではないでしょうか。

『紅の豚』のラストシーンでは、フィオのナレーションで「その後」のことがざっくりと語られました。

ナレーションで語られた「その後」について『ポルコ・ロッソ 最後の出撃』で具体的に描くのです。

ポルコが戦争に参加することは無い

「最後の出撃」と聞くと、ポルコが戦う姿を想像したくなります。

ポルコが第二次世界大戦に参加するのではないか?と考えたくなりますが、それはありえません。

ポルコが豚の姿である理由を踏まえても、ポルコが戦争に参加するとその人物像が崩壊します。

宮崎駿監督が反戦主義であることを踏まえても、戦争映画は作らないはずです。

第二次世界大戦の動乱の時代を背景にするものの、あくまでもポルコは自由に飛び回ります。

国家とは無関係のところで、大切なものを守る戦いを繰り広げるのではないでしょうか。

「ジーナの賭け」の結末が描かれる?

『紅の豚』では答えが明らかにならなかったジーナの賭けについて、ある程度の答えが描かれるのではないでしょうか。

個人的には正解を明らかにしない『紅の豚』の終わり方も好きなのですが、続編となると描かざるを得ないでしょう。

ポルコは豚の姿のままでジーナのもとに現れ、ジーナは全てを受け入れる、というのが個人的なジーナの賭けの結果予想です。

『紅の豚』のまとめ記事はこちら!

『紅の豚』の都市伝説や考察のまとめなど、『紅の豚』の魅力を1記事にまとめています。ぜひ合わせてご覧ください。

『紅の豚』の記事執筆における参考書籍

まつぼくらぶでは『紅の豚』の記事を執筆するにあたり、主に以下の書籍を参考にしています。

  • ジブリの教科書7 紅の豚(文春ジブリ文庫)
  • 宮崎駿の雑想ノート(大日本絵画)
  • スタジオジブリ絵コンテ全集7 紅の豚(徳間書店)
ジブリの教科書7 紅の豚(文春ジブリ文庫)

過去のインタビュー内容等を参考、引用しています。

著:スタジオジブリ, 編集:文春文庫編集部
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宮崎駿の雑想ノート(大日本絵画)

『紅の豚』の原作『飛行艇時代』が収録されています。

著:宮崎 駿
¥3,080 (2023/04/28 09:28時点 | Amazon調べ)
スタジオジブリ絵コンテ全集7 紅の豚(徳間書店)

『紅の豚』の制作に使用された絵コンテです。

なお、作品の画像はスタジオジブリ公式サイトから無償提供されている場面写真を使用しております。

紅の豚 スタジオジブリ場面写真

当記事の拡散は大歓迎です

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