『たからさがし』は、ジブリ美術館で上映される短編アニメーションです。
原作は絵本で、ほのぼのとしたストーリーが特徴の子どもが喜ぶ作品です。
当記事では、『たからさがし』について内容や実際に見た感想について紹介します。
- スタジオジブリから徒歩圏内の小金井市在住のジブリオタク
- 好きな場所は三鷹の森ジブリ美術館
- 最も好きな作品は「風の谷のナウシカ」
当記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
『たからさがし』のあらすじ・見どころ
『たからさがし』のあらすじは、ジブリ美術館のホームページ上では以下のように記載されています。
小さな男の子ゆうじと、うさぎのギック。
ふたりは同時に見つけた棒の持ち主を決めようと、競いあいをはじめます。
かけっこをしたり、幅跳びをしたり、お相撲をしたり。でも結果はいつもおんなじ。
そこで、ギックのおばあちゃんに知恵を借りることにします。おばあちゃんの決めた勝負は、「たからさがし」。
さて、ふたりの勝負はどうなるのでしょうか。
ジブリ美術館ホームページより引用
『たからさがし』の基本情報
脚本・監督 | 宮崎駿 |
公開年 | 2011年 |
原作 | 絵本「たからさがし」(福音館書店 刊) 中川李枝子 さく、大村百合子 え |
上映時間 | 約9分 |
以下、『たからさがし』の魅力について紹介します。
原作どおり「走るだけ」のシンプルなストーリー
ストーリーはシンプルで、男の子とウサギが駆け回るストーリーです。
ストーリーはシンプルですが、アニメーションは躍動感があり見ていて気持ちいい作品です。
『たからさがし』について、パンフレットの中で鈴木敏夫プロデューサーが以下のようなエピソードを披露しています。
宮さんは「歩く、走るだけのアニメーションを作りたい」って以前から言っていました。それである時、「やっぱりこれがいいよ、鈴木さん」って言い出したのがこの『たからさがし』だったんです。
『たからさがし』パンフレットより引用
全力のゆうじとギックがとにかく面白い
『たからさがし』の原作者である中川さん、大村さんは生き生きとした子どもを描く作家さんです。
ジブリ版『たからさがし』でも、ゆうじとギックの動作にはこだわりが感じられます。
表情や動きから必死な様子や全力な様子が伝わってくる、さすがジブリとも言えるアニメーションです。
『たからさがし』を実際に見た感想
『たからさがし』は幼い我が子と一緒にみた作品ですが、子どもがとても喜んでいました。
シンプルなストーリーで「絵で魅せる」作品なので、子どもにも分かりやすいのでしょう。
大人の目線でもほのぼのと楽しめる作品です。
原作に忠実に作られているため「ジブリらしさ」はやや薄い作品ですが、細かい動作の描写はさすがジブリ、といった印象を受けました。
【どこで見れる?】『たからさがし』が見れるのはジブリ美術館だけ
『たからさがし』を見ることができるのは、三鷹の森ジブリ美術館だけです。
2月の土星座上映作品は「たからさがし」(約9分)です。ゆうじとうさぎのギック、二人は同時に見つけた棒の持ち主を決めるため、かけっこや幅とびをして、競い合います。さて、二人の勝負はどうなるでしょう。 pic.twitter.com/11AML58UDi
— 三鷹の森ジブリ美術館 (@GhibliML) February 3, 2020
動画配信も無ければ、DVDも販売されていません。
また、ジブリ美術館でも常に見れるわけではありません。
ジブリ美術館の小さな映画館「土星座」では、10種類の短編アニメーションが定期的に入れ替えで上映されています。
上映スケジュールを確認したうえで、ジブリ美術館のチケットを確保する必要があるのです。
上映スケジュールや作品の一覧等、土星座の詳細は以下の記事で詳細にまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。